好きすぎて辛い気持ちの原因と対処方法

好きすぎて辛いとは

人を好きになるのは素敵なことですが、その思いが強すぎて、逆に辛くなることもよく聞く話です。
好きすぎて辛いとは、「好き」というポジティブな感情だけでなく、何らかのネガティブな感情を伴っている状況だと考えられます。
ただ相手を好きなだけで、その人の幸せを何よりも願っているなら、自分がどう思われようとかまわないはずです。
しかし、好きすぎて辛いのは、相手の女性を好きというだけでなく、相手にも自分を好きになってほしいという思いが強いことの裏返しでもあります。
好きすぎて辛い状態を脱するためにも、こういう心理状態になりやすい人にはどんな特徴があるのかを知っておきましょう。

まず、依存的な傾向がある人です。
人を好きになるのにはいろんな度合いがありますが、少なくとも、愛することと相手に依存することは明確に違います。
相手に依存するとは、相手に責任を押し付けるという意味です。
自分の人生なのに、誰かに任せて自分は楽したいという逃げの姿勢と言ってもよいでしょう。

また、自分が好きなだけでは満足できず、「こんなに好きなんだから、自分のことも好きになるべき」などと相手に見返りを求める人も、好きすぎて辛くなる傾向があります。
見返りを求めるような人間関係では、真の愛情は育ちません。
好きすぎて辛いのは、見返りが得られないことで自分だけが損をしていると感じているからです。
つまり、辛い状態は自分自身で作り出していると言えるでしょう。

好きすぎて辛くなる理由

好きすぎて辛い状態の原因は上記のとおりですが、そうなるにも理由があります。
たとえば、どんなに求めても思いが叶うことのない関係です。

結婚している人を好きになっても、自分の思いが叶えられる可能性は低いでしょう。
恋人がいようが結婚していようが新しい恋に落ちることはあり得ますが、思いを寄せるのは自分だけで、当の女性は現在のパートナーとラブラブだった場合、自分の思いが叶えられることはほぼないです。
こうなると、単に好きというだけでなく、嫉妬などのネガティブな感情が湧いてしまい、好きでいることが辛くなってしまいます。

好きすぎて辛い気持ちを手放すには

相手に見返りを求めるがゆえに辛くなる場合、まずは自分の現状を素直に認めましょう。
そして、それを受け入れるのです。

それから、相手がどうこうではなく自分がその人を好きだというその気持ちに注目してください。
純粋に人を好きな気持ちには辛くなる要素などありません。
「楽しい」とか「幸せ」とかポジティブな感情しかないはずです。

次に、相手に期待しないことを学びましょう。
すぐに期待するなといっても難しいですが、他人は自分の期待どおりには動かないことを知るべきです。
一方、自分はコントロールできます。
相手がどうかではなく、自分がどうするかに集中すると辛すぎる気持ちが少しは和らぐはずです。